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これまでたくさんの撮影機材を買ってきました。期待以上の良いものもあれば、なんでこれを買ったんだろうと後悔するものもあります。値段が高いから良かったというものよりも、値段が手頃で予想以上にいい撮影機材ベスト５をお話しします。
世界中で最も人気のある音声レコーダーといっても言い過ぎではないでしょう。僕はこのZoom H4nを2011年から今でも使っていて、僕の映像制作には必要不可欠のアイテムです。主に、インタビューを撮影する時に、ピンマイクを接続して録音しています。
一応、Zoom H4n単独でも、マイクがついていて録音できます。でも、僕はマイクとしての機能をそこまで信用していないので使っていません。ピンマイクやショットガンマイクなどをつけて使うのが映像制作においては一般的ですね。
2016年に、Zoom H4n Proという価格が同じで、バージョンが新しいのが出ているので、興味がある人はこっちが良いでしょうね。
一眼レフでの動画撮影が、世界中で流行したのはビデオカメラには出せない「ボケ」が出せるからというのが理由のひつとです。僕は、一眼レフで動画撮影をする前には、大きめのビデオカメラを使っていたので、「被写体深度」とか「明るいレンズ」とかを知りませんでした。そういった意味で、このSigma 30mm F1.4は思い出深いレンズです。
このSigma 30mm F1.4は、簡単に背景がボケさせたり、暗い場所でも明るく撮影できたりできるので映像の幅が圧倒的に広がったと思います。すごいレンズとして、海外のフィルムメーカーが紹介していたので2011年頃に買いました。いまだに使っています。
いまでは僕が買ったバージョンよりも、新しいバージョンが出ています。新しいバージョンが出るということは、根強い人気があるという証拠でしょう。
DJIは、そもそもドローンで世界的に有名になったメーカーです。そのDJIから出ているスタビライザーのDJI Ronin Mも、使ってみて満足度がすごく高いです。
ジンバルを使ったスタビライザーは、一眼レフで動画を撮影する業界のあり方を変えるゲームチェンジャーの１つだと言えます。これまで使われてきたステディカムやグライドカムは、バランスを調整することや、そのあとの動作について技術が必要でしたが、DJI Ronin Mは、一度設定ができればあとはもう簡単。
値段も比較的手頃なので買って大満足です。最近では、僕が買った時よりも値段が下がってきていることや、DJI以外のメーカーの低価格のスタビライザーも出ているので試したい人にはいい時代になってきましたね。
Zacuto Z-Finderは、カメラの後ろのモニターに直接つける拡大鏡のようなもので、フォーカスをしっかり合わせたい時にものすごく役に立つ機材です。一眼レフでの映像制作は、フォーカスを自由に変更できるのがメリットです。でも、フォーカスがあっていなければ、使えない映像になってしまうので、Zacuto Z-Finderを使ってフォーカスを合わせるようにしています。
Zacuto Z-Finderは結構な値段がするのですが、僕の場合は、Zacuto Strikerという製品を買った時におまけでついてきました。本当にラッキーでした。フォーカスがきちんと取れること以外にも、目に当てることでカメラが腕以外でも支えることができ、安定した撮影ができるようになります。
ただ、モニターに固定して使うので、バリアングルモニターのカメラを使っている人は、バリアングルモニターのよさを活かせない問題点もあります。個人的には、これも不可欠なので第２位にランクインしました。
僕が、アメリカから帰ってきて最初に買ったのがCanon 7Dという一眼レフカメラです。もしこのCanon 7Dがなければ、映像制作の道を諦めて他のことをしていたかもしれません。そう考えると、人生を変えてくれたカメラだったのかもしれないですね。
Canon 7Dの値段は、業務用ビデオカメラに比べるとものすごく安かったので、いろんな撮影機材を買うことができました。当時は、一眼レフの中にも、Canon 5D Mark IIという王様みたいなカメラがありましたが、そちらを買う予算がありませんでした。
数年前にはCanon 7D Mark IIが出たので、Canon 7D好きの僕は、こっちも買いました。無理して機材にお金をかけるのではなく、手の届く範囲のものを工夫して使うことが大切なことだといまでも思っています。