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質問「一眼レフで動画を撮影していると、バッテリーがどんどんなくなっていきます。予備に買うなら純正と互換バッテリーのどちらがいいですか?」
一眼レフで動画撮影をしているとバッテリーの減りが本当に早いですよね。
僕も初めて一眼レフで撮影をした時に、ちょっとびっくりしました。
いくら良いカメラ、良いレンズを揃えたところで、バッテリーがなくなってしまえば撮影ができなくなります。
バッテリーは、いくつあっても多い分には困ることはありません。
でも、「互換バッテリーでも質は大丈夫なの?」と心配している人は多いかもしれませんね。
僕の経験からは互換バッテリーでも十分だと思います。
まずは、「純正バッテリー」と「互換バッテリー」の違いからお話します。
①「純正バッテリー」と「互換バッテリー」って何?
「純正バッテリー」とか「互換バッテリー」とかって聞いたことありますか?
カメラのバッテリーには、「純正」と「互換」バッテリーというものがあります。僕も、正直に言って、数年前までそんなこと知らなかったです。
簡単にいうと、「純正」は、カメラを作っているメーカーが製造しているバッテリーのこと。
キャノンのカメラであれば、キャノン製のバッテリーが「純正」のバッテリーということになります。
Canonの純正には、表面に「Canon」と書かれていますね。
一方で、「非純正」とか「互換バッテリー」は、キャノン以外のメーカーが作っているバッテリーのことを指します。
こっちは当たり前ですが、表面に「Canon」とは書かれていません。
その代わりに「Li-ion Battery Pack」と書かれているはずです。
互換バッテリーは、純正と見た目が全然変わりませんね。
見た目だけではなく、性能もほとんど変わらないです。
よく知られていないメーカーが作っていて、値段が大幅に安いので、ちょっと買うのが不安という人は多いかもしれませんね。
予備のバッテリーを買うときには、このメリット・デメリットは知っておいた方がいいですね。
②そもそもバッテリーは1個じゃ足りないの?
そもそも、カメラを買ったばかりなのにに予備のバッテリーっているんでしょうか?
キャノンの公式ページでは、一眼レフカメラで動画を撮影すると、フル充電で約1時間10分〜20分程度バッテリーがもつようです。結論から言えば、それより長く撮影をする人は、何個か余分にバッテリーを持っていた方がいいでしょうね。写真撮影でカメラを使い慣れている人が、同じカメラで動画撮影をするとバッテリーの消耗の早さに驚くようですよ。
例えば、スマートフォンのことを考えてみてください。スマホは、いまの私たちの生活にはなくてはならないですよね。でも、外出先でスマホの充電がゼロになったことってありませんか?もしそうなったら、心の底から絶望的になりますよね。
あんなに便利なのに、充電がゼロになれば全く役に立たないのです。あなたのカメラも同じです。バッテリーがなくなれば、どんなことが起きようと、そのカメラでの撮影はあきらめなければなりません。なので、一眼レフでの動画撮影をする人は、予備のバッテリーを2、3個持っていた方が間違いないです。
③互換バッテリーの性能は信頼できるの?
互換バッテリーよりも、有名なカメラの会社が作る「純正バッテリー」の方が当然信頼できますよね。でも、「互換バッテリー」は信頼できない製品なんでしょうか?
そんなことは、ありませんよ。
僕は現在、Canon 7DとCanon 7D Mark IIについてきた、純正バッテリーを2個持っています。互換バッテリーはこれまで合計9個買いました。この中で2011年から使っているのは、純正1個と、互換バッテリー3個です。最近になって、3個の互換バッテリーのうち2個が、充電をいくらしてもフルにならないのでサヨナラしました。純正1個と互換バッテリー1個はまだ使えそうです。
純正に比べて、はるかに値段が安い互換バッテリーが、6年間も使えていたことにとても満足をしています。どのくらい長く使えるのかは、あなたがカメラを使う頻度にもよりますが、「互換バッテリーが信頼できるかどうか」という質問に、僕の経験からは互換バッテリーは十分に信頼できると答えられます。
細かい話になりますが、互換バッテリーは同じ種類でも、いくつかのメーカーが販売しているので、どのメーカの互換バッテリーが一番信頼できるかはちょっとわかりづらいですよね。僕は買う前に、Amazonのレビューを見て決めています。評価が高くて、コメントが多いものは、互換バッテリーの中でも信頼できると思いますよ。
④互換バッテリーは純正に比べてどのくらい安い?
「互換バッテリーの質がいいのはわかったけど、どれくらい純正より安いの?」って思いますよね。
ネットでは「純正を使った方が間違いがない」というコメントをよく見ます。それは間違ってはいないと思います。もしあなたに、純正と互換バッテリーの値段にあんまり差がないのであれば純正を買った方が安心ですよね。でも、値段の差がかなりあるならば、値段が安い互換バッテリーを選んだ方が経済的にいいと思います。
さて、あなたはどのくらい値段が安ければ、「互換バッテリーの方が安い!」と感じますか?
純正と比べて10%OFFとか、20%OFFだと安いと感じますか?それとも半額くらいじゃないと心が動きませんかね?
純正バッテリーと比べると、互換バッテリーの値段は83%OFFなんです。
めちゃくちゃ安くないですか?
Amazon.co.jpを見てみると、純正バッテリーの1個の値段は約7,500円です。でも7,500円あれば、互換バッテリーを6個も買えてしまいます。
僕の場合は、純正ではなく互換バッテリーを使っています。
撮影に使う機材はいろんなものがあります。こういうところで節約することは大切なことだと思います。
お金に余裕のある人は、純正を買えばいいと思うのですが、他の機材は必要だけど、お金がないという人にはバッテリーは節約ポイントですね。
⑤カメラによってバッテリーは違うし、カメラはどんどん新しいのが出る!
補足でもう一個、バッテリーのことをお話しておきますね。知らない人もいるかもしれませんが、バッテリーは同じCanonのカメラ同士でも違うんです。例えば、Canon 5D Mark IVとCanon Kiss X9iとでは違うバッテリーを使います。さらに、コンデジのCanon Powershot G7X MarkIIも違うバッテリーを使います。
「同じCanonなのになんで?」って思いますよね。僕も同意見です。しかも、カメラは毎年どんどんと新しいものが出てきます。iPhoneみたいなものですね。iPhone 7が出たと思ったら、すぐにiPhone 8とかが出てるわけです。その度にバッテリーを買っていくと、もうきりがないです。
Canon同士でも機種によってバッテリーは違いますが、メーカーが違えばなおさら違います。Sonyのカメラを買えば、Canonのバッテリーは使えません。また、新しいバッテリーを買い換えなければいけないのです。バッテリーだけにいくら使うんだって思いが増してきます。こう考えると、予算に限りがある人は、やっぱり純正のバッテリーにこだわらず、互換性のバッテリーの方をお勧めしたいと思いますね。
今回は、一眼レフカメラのバッテリーのことを中心に書いていきました。少しでも役に立てればうれしいです。頑張っていい映像を撮ってくださいね。