私と一緒に働くのはとても簡単だが、とても難しいことにもなる得る
「モウリーニョの流儀/勝利をもたらす知将の哲学と戦略」は、現在プレミアリーグのマンチェスターUで監督をしているジョゼ・モウリーニョが、2008年にイタリアに渡り、インテルミラノで監督をする最初のシーズンが描かれたドキュメント本です。
今からおよそ10年前でもモウリーニョは、監督としては若い45歳。この当時にはすでにスペシャル・ワンと呼ばれ、監督としての手腕は疑いようのないものでした。
僕がこの本を読んだ理由は、前回も書きましたがプロフェッショナルとしてのモウリーニョの哲学が、自分が仕事での考え方に少しでも参考になることはないかと思ったからです。「モウリーニョの流儀/勝利をもたらす知将の哲学と戦略」から参考になったところをお話ししますね。
モウリーニョの流儀で印象に残ったこと
私は全員が私と同じように考え、プロフェッショナル精神、情熱、リスペクト、そして限りなき野心を持って仕事に取り組むことを望んでいる。
当たり前のように感じるかもしれませんが、プロの選手になったから、プロフェッショナルな精神を持つというわけではないようです。夜遊びに夢中な若いプロサッカー選手がいることを考えれば、理解するのは難しくないですよね。
プロフェッショナルとして必要となるルールは、「全て私にも守れるものばかりだ」とモウリーニョは言っています。その中でも、「遅刻をしないこと」はプロサッカー選手じゃない私たちにも当てはまりますよね。
モウリーニョは選手が遅刻することに対してとても厳しいです。
重要なのは、練習を10時から始めると伝えたら、練習は10時から始まらなければならないということだ。….. 遅れてきた者は、家に戻らなければならない。試合の日にも家に送り返されるだろう。
実際に、当時ブラジル代表だったアドリアーノも練習に遅刻してきたときには、家に返されて、次の試合はメンバーからも外されています。試合に活躍していようが、していまいが関係なく選手を公平に扱うのもモウリーニョの特徴です。チームへのリスペクトを大切に考えるモウリーニョならば当たり前のことでしょうね。
誰でも守ろうと思えば守ることのできるルールですが、なかなか守ることが難しいですよね。こういうことをしっかり守れることがプロフェッショナルと言えるのでしょう。遅刻をしないということは、日本代表キャプテンの長谷部誠選手が書いた「心を整える」にも書いてありました。表紙の写真が少し似てますね。
「プロフェッショナル精神とリスペクト」この2つは心の持ちようなので、明日からでも実践できますね。それではまた。