SONY a7iiiを2018年5月から使い始めました。
前回の投稿にも書きましたが、Canon 7D Mark IIから乗り換えた僕にとって、ピントを合わせるのが少し難しいなと思ってしまうことがありました。
よく考えれば、Canon 7D Mark IIを使っていたときには、Zacuto Z-finderという拡大鏡を使っていたので、フォーカスを合わせるのにものすごく役に立っていました。いま考えてもZ-finderはいい買い物だったなと思います。
もちろん、撮影前であれば虫眼鏡のマークのボタンを押せば、画面が拡大されるので、ピントを合わせることができます。でも、動画撮影中にピントを合わせるのは画面が小さくて難しいですよね。
SONY a7iiiと広角レンズ(僕の場合にはTokina 11-16mm f2.8)を使ったときには、どこにフォーカスが合っているのか知るのが特に難しいです。
この組み合わせを、DJI Ronin-Mなんかに乗せると、もっと事態は複雑になります。
撮影が終わってから、撮影したピントが全然合っていない動画を見て、悲しくなったことは一度や二度ではありません。
こんなに痛い目にあったのですが、最近どうすればいいのかようやくわかったので、ここでお話ししようと思います。
SONY a7iiiで動画撮影でピントが心配ならば、ピーキング設定をしよう!
僕のように動画撮影をしているときに、ピントが心配な人はピーキング設定というのをすることをオススメします。
ピントが合っている場所に色がつくので、どこにピントが合っているのかがすぐにわかります。
ピーキング設定はどうやってできるの?
それでは、どうやったらピーキング設定はできるのでしょうか?
メニューもたくさん合って、僕も買ってから8ヶ月がたつのに、わからないことがまだまだ多いです。あなたもその一人かもしれませんね。
ピーキング設定は、他の多くの設定と同じようにメニューからできます。
まず、メニューボタンを押して、カメラのマークに1という数字がついている撮影設定1を見てください。
撮影設定1は、全部で14項目もありますが、13項目に「ピント補助」というのがあります。ここまで移動してみましょう。
この「ピント補助」の項目の一番下に、今回設定が必要な「ピーキング設定」があります。
ピーキング設定をしてみよう!
ピーキング設定を選ぶと、さらに3項目を設定するような表示がされます。
どれも簡単な3項目なので、誰でもすぐに設定できます。
まず、ピーキング表示を「切」から「入」にします。
次に、ピーキングレベルを選択します。ちなみに僕は、「中」にしています。よくわからない人は、とりあえず「中」でいいと思います。
最後に、ピーキングの色を選択します。これはピントが合っている場所(厳密に言えば線)を赤、白、黄色の3色のどれにするかっていうことです。
僕は、白と黄色だと見づらく感じたので、赤(レッド)にしました。これもあなたがどの色だと見やすいかで決めていいです。
ピーキングの設定はこれで終わりです。ものすごく簡単でしたよね。
たったこれだけの設定をするだけで、ピントが合わないという問題が大幅になくなりました。いつもカメラは使う人よりも賢く作られていますね。
本当の問題は、僕らがその設定を知っているかどうかなんでしょう。少しでもあなたの撮影の参考になればいいなと思います。