Canon 7D Mark II カメラ カメラの設定の仕方

Canonデジタル一眼レフでの動画撮影、ジャイアン・リサイタルでの「音割れ」はどう対処すればいいの? / Canon EOS 7D Mark IIの場合

投稿日:2017-09-10 更新日:



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デジタル一眼レフの動画撮影、音が割れるときの対処法は?

デジタル一眼レフの動画撮影で、周りがものすごいうるさい場所で撮影したことはないですか?僕はあんまり行ったことがないんですが、ライブハウスとか、野外フェスとか行って撮影をしたとすると音が大きすぎて、残念なことになりますよね。

 

そういう状態を音が割れると言います。もう少し簡単に、ドラえもん出てくるジャイアンを使って「音割れ」説明したいと思います。

 

ジャイアンのリサイタルから考える「音割れ」

音割れは、カメラが録音できる音の最大値よりも、周りの音が大きすぎるときに起こります。人の耳だって同じことが起きます。

 

ちょっとだけアニメのドラえもんのことを思い出してみてください。ドラえもんの中でジャイアンが歌を唄いはじめたら、みんな我慢できなくなって耳をふさぐシーンがよくありますよね。

 

あれが、わかりやすい音割れの現象です。

 

あのシーンはおそらく、ジャイアンの歌が下手というよりも、歌う声が大きすぎて、耳で聞くことのできる許容範囲を超えているんだと思います。

 

カメラの音割れも同じです。あなたがジャイアンのリサイタルを動画で撮影しなければいけないスネ夫だったなら、カメラの音量レベルを下げないといけなくなるんです。

 

たとえ上手に撮影できても、最も大事な音が割れてしまえば、全てが台無しになります。そうなってしまえば、スネ夫であるあなたは、ひとたまりもありませんね。

 

今回は、Canonのデジタル一眼レフで動画撮影をしたときに、音が割れないように設定方法をお話ししますね。これは、外付けマイクなどを使わないで、カメラの中の設定だけでなんとかする方法です。

 

僕が、Canon 7D Mark IIを使っているので、実際にこのカメラで説明しますね。

 

簡単な録音設定の方法

音割れをしないようにする方法で、カメラの設定で対処するにはカメラのメニューから「録音」の設定を変更する必要があります。

 

録音の設定の変更の仕方を順を追って説明しますね。

 

①メニューから「録音」を選ぶ

メニューボタンを押して、一番左のカメラのマーク(撮影モード)の中にある「録音」を選んでください。

 

②録音の設定を「オート」から「マニュアル」へ変更する

録音を選ぶと、初期設定で「オート」が選ばれていると思います。

これの他には、「マニュアル」「(録音)しない」の3つが出てくると思います。

 

周囲の音がものすごくうるさいときには、「オート」から「マニュアル」に変更してください。「マニュアル」を選ぶと、「オート」のときには表示されていなかった、「録音レベル」が変更できるようになったはずです。

 

③録音レベルの調整

もしあなたが音のうるさい場所にもういるならば、もう録音レベルが0dbにまで達しているかもしれませんね。この状態で撮影をすると音が割れてしまうので調整が必要です。

 

録音レベルを下げて、音のメーターが12と書かれているところまで調整してみてください。この12は正確に言えば-12dbのことです。

 

これができれば撮影をしても、音が割れる可能性は低くなります。

 

よくこのマニュアルで録音レベルを下げたのに、すっかり忘れて同じ設定のまま静かな場所で撮影をすることがあります。

 

そういうときには、録音できる音がものすごく小さくなってしまうので、設定を再度変更することを忘れないようにしましょう。基本的には、「オート」でいいと思いますよ。

 

ヘッドフォンを使って音の確認をしよう

Canon 7D Mark IIなど、最近のデジタル一眼レフには、ヘッドフォンジャックという、ヘッドフォンやイヤフォンをつけて音を自分の耳で確認できる端子がついています。

 

デジタル一眼レフには長いこと、このヘッドフォンジャックがついていなかったので、撮影が終わるまで、どんな音が録音できてるのかわかりませんでした。

 

実際に録音されている音を聞きながら撮影すると、音割れだったり音に関する失敗が少なくなります

 

動画撮影をする人にとっては、とても大きな改善だと思います。

 

撮影するときに、ヘッドフォンでもイヤフォンでもつけて撮影するといいでしょうね。ちなみに僕は、イヤフォンを使っています。

 

まとめ

今回は、外部マイクをつけない状態で、音割れを防ぐカメラの中でできる設定の変更についてお話ししました。

 

映像の画質に関しては、かなりの実力を発揮するデジタル一眼レフも、音のことになるとすっかりと頼りない存在になってしまいます。

 

ちょっとした調整方法を覚えることで少しでもいい音が録音できるようにしてみてくださいね。

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