目次
Question : 「一眼レフでの動画撮影用に使うカメラバックを探しています。カメラのボディが2つとレンズが4本くらい入るバッグであれば、どんな基準でカメラバックを選べばいいですか?」
一眼レフの動画撮影のためにカメラやレンズを持って移動するには、安心して持ち運べるカメラバックが必要です。さすがに、高価なカメラやレンズたちを、ビニール袋やナイロン製のリュックサックに入れようとは思いませんよね。
僕は、Think Tank Photoのストリートウォーカーというカメラバックを使っています。このバッグはとても優れていてお気に入りのバッグです。今回はカメラバックを選ぶときの3つのポイントをお話ししますね。
①長時間持っていても身体のバランスが崩れないリュック型を選べ!
僕は一眼レフでの動画撮影に、カメラのボディ2つ、レンズ4つ、オーディオ機材をいくつかカメラのバックに入れて移動しています。これに加えて三脚やスタビライザーの入ったカバンなどを持つと総重量はかなり重いです。こういった重たい荷物を体に負担なく持てるカメラバッグを探すのは重要です。
僕が現在使っている、Think Tank Photoのストリートウォーカーは、リュック型のカメラバッグで、全てを入れて持ち運ぶとずっしりと重たいですが、両方の肩に均等に負荷がかかるので、身体のバランスが崩れる心配は少ないです。
数年前まで、片方の肩にかけるCanon製のカメラバックを使っていました。カメラやレンズが十分に入って、バックとしてはすごく良かったですが、肩がけのカメラバッグは、全ての重量が片方の肩にのしかかるので、身体への負担が大きいです。例えば右肩にだけ長い時間、負担がかかっていけば、次第に身体のバランスが崩れて、どんどん右肩が下がっていきますよね。身体のバランスが悪いと肩こりや腰痛を引きを越して、撮影そのものにも悪影響を及ぼします。
こういった点から、身体のバランスが悪くならないリュック型のカメラバッグがいいと思います。
②カメラやレンズを保護するクッション性があるか確認する!
カメラバッグ選びの2つ目のポイントとして、しっかりとクッション性があり、カメラやレンズを守れるのかを確認してみてください。「カメラバックと書かれていれば、どれも安心なんじゃないの?」と思うかもしれませんね。でも、ネットで販売されているものの中には、安全性を考えない模倣品も売られていることがあります。
例えば、インターネットでは子供の命を守るはずのチャイルドシートでさえ、安全基準を満たさないまま売られていて問題なったりしています。ただ、値段が安いからという理由で選んでしまうと、カメラやレンズが壊れてしまい、余計にお金がかかったということもあるんです。高価な機材を、しっかりと守ってくれるかどうかがカメラバック選びの重要なポイントです。
③飛行機にものせられる大きさかどうか!
ここからは、カメラを持って飛行機で移動するかもしれない人だけ読んでください。もっぱら車や電車で移動するという人にはあんまり関係ないです。
カメラを持って飛行機で移動する人であれば、機内に持ち込める大きさなのかを知っておく必要がありますね。機内に持ち込まないで、飛行機の荷物としてカメラやレンズの入ったバッグを預けるのはリスクが大きすぎます。
海外の航空会社であればなおさらです。空港で預けた荷物を乱暴に扱う空港職員の映像が定期的に出回って大きな問題になっていますね。重要な撮影機材は、カウンターで預けないで、機内に持ち込めるサイズのカメラバッグに入れて飛行機に乗ることをオススメします。なので、飛行機に乗せられるようなサイズのカメラバッグをしっかりと選んでくださいね。
④リュック型以外なら、いま狙っているカメラバッグはどれ?
リュック型のカバンがいかにいいのかを説明した後ですが、カバンの中身が重たいと、当然肩こりにつながります。「もし、このカバンにタイヤがついていればいいのに!」と思ったことは1度や2度ではありません。Think Tank Photoから出ているカバンの中には、エアポートエッセンシャルという、キャリーバッグ型のカメラバッグがあります。タイヤがついていれば、移動中に引っ張るだけなのでいいなと思っています。
僕は、撮影も編集も一人でやるのですが、思い荷物を持ちながらの移動は予想以上に身体に悪影響を及ぼします。繰り返しになりますが、肩の疲労は、背中や首の痛みにもつながっていきます。心が穏やかな状態で撮影や編集を行うには、なるべく身体に負担のかからないカメラバッグで移動することが大切です。
Think Tank Photoは、もしかしたらあまり日本では馴染みが薄いブランドかもしれません。ただ、海外では人気のメーカーなので多くの人が愛用しています。格好良さも踏まえてどれにするか考えてみてくださいね。