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Question : 「多くの人にはあまり参考にならなくても、個人的にすごく役に立った撮影機材はありますか?」
自分の中では、「まあまあ買っておいてよかった」と思うけども、他の人が「それほどのものではないだろう」って思う撮影機材が結構あります。所詮、どんな機材も道具に過ぎないので、あなたがどうやって使うのかが大切になります。
今回は、多くの人には参考にならないとは思うけど、僕にとってはすごく役に立った撮影機材ベスト5をお話ししますね。共感されることは少ないと思いますが、あんまり気にしないで紹介してみます。
第5位 インタビュー用のピンマイク、Rode Lavelier!
インタビュー撮影の時には、声をきれいに録音するために、「ラベリヤ」と呼ばれるピンマイクを使っています。Rode Lavelier(ロード・ラベリヤ)は、マイクと音声レコーダーを直接つないで録音する有線タイプです。ワイヤレスのピンマイクではありません。
本当は、ワイヤレスのピンマイクの方がよかったのですが、値段がかなり高くて最初のうちは買えませんでした。その代わりに見つけたのが、このRode Lavelierです。インタビューの撮影をする人で、いい音を録りたい人は検討してもいいでしょう。ワイヤレスのものを買って以降、ほとんど使っていないですが、何かあった時のバックアップとしていつも持っています。
第4位 手持ちと三脚の中間にある、Manfrottoの一脚!
海外の一眼レフで動画を撮影している人のYoutubeをみていると、一脚を使っている人が結構いるようです。僕のように一人で撮影をするには、三脚はそこそこ重くて、撮影しながら移動するのは大変です。「一脚は便利なのかな?」と思って買ってみました。
はっきり言って、僕自身もそれほど使う機会はありません。でも、たまに三脚ではちょっと無理だけど、一脚ならばなんとか撮影できる場面があります。「撮影場所が狭くて三脚が使えない」とか、「撮影中に動き回らないといけないけど、手振れのない安定した映像を撮りたい」という時には、ものすごく役に立ちます。
機材をたくさん買っても、全部を持っていくことができないのでどの時に、どの機材を使うのかという選択は大事ですね。
第3位 左右に動くスライダー Cinevate ATLAS 10!
一眼レフでの撮影で、試してみたかったのがスライダーを使っての撮影です。カメラがスライダーに乗って、ただ横に動くだけなんですが、映画のような映像が撮れたと思ったものです。これはCinevateはアメリカの映像機材、特に一眼レフカメラの動画撮影に特化した会社です。
今は僕がスライダーを買った2011年頃よりもたくさんのスライダーが出ていますね。もうさすがにCinevate ATLAS 10を今から買う人はいないと思います。今ならば、Cinevate Duzi 4とか、edelkroneのスライダーなんかも気になるところですね。Cinevate ATLAS 10は、手で動かすタイプなので、スピードが一定にするのが難しいのと、途中でちょっとがたつくのが難点です。最近はあまり使っていませんが、過去を振り返ると買ってよかったと思います。
第2位 ワイヤレスのピンマイク Sennheiser wireless lavelier mic!
第5位に続いて、インタビュー用に買ったワイヤレスのマイクを2位にしました。ワイヤレスなので、マイクをつけたまま自由に移動してもらっても録音できて、音に関する表現がものすごく広がりました。テレビでよく見かける、お尻のポケットに入れているのが、このワイヤレスのピンマイクです。
性能はものすごくいいのですが、値段がかなり高いのでオススメしづらいです。もっと安くて手の届くワイヤレスのピンマイクに、Rodeのワイヤレスマイクがあるので興味があって、予算が限られている場合にはこっちがオススメでしょうね。僕も、Rodeのワイヤレスピンマイクには興味があります。
第1位 守備範囲の広さならば Tamron 18-200mm F3.5-6.4
このズームレンズは、使い方さえ見つけられれば、ものすごくいいレンズです。ドキュメンタリーのようなラン&ガンの撮影には、とても重宝します。本当に短い時間にアップもワイドも押さえておきたい時には、18−200mmという守備範囲の広さは他のレンズにはないですね。
でも、みんなが進める定番のレンズには入ってないですよね。F値が一定ではないズームレンズは、映像に使うとちょっと問題点があります。ズームを変更するとF値も変わってしまうので、18mmの広い映像から、200mmのアップの映像にすると画面が暗くなってしまいます。すぐにISO値を高く変更するとかで対応はできるんですが、そういうことが面倒な人には向いていないですね。しかも、一眼レフのズームレンズは、ビデオカメラのズームと違って、ゆっくり滑らかにズームできません。これは意外と気がつかないですね。
個人的には何度ものレンズに救われたので、このランキングで1位になりました。