2017年の終わりから最近(2018年の2月)にかけて、海外の映像系のYoutuberのなかで、Canon EOS 6D Mark2がYoutube用カメラにはオススメという動画を見ました。
はっきり言って、2017年の8月に売りだされたカメラが、今頃になって再評価されるってなかなかないですよね。
ニューヨーク在住のYoutuberでチャンネル登録数が897万人のCasey Neistat(ケイシー・ネイスタット)や、トロント在住のYoutuber、Peter McKinnon(ピーター・マッキノン)なんかが6D Mark2の話を動画の中でしています。
なんでいまさら、6D Mark2がオススメなのかなーと思ってよく調べて見ました。
僕の個人的な話をしておくと、僕は2011年からEOS 7D、2014年の終わりからEOS 7D Mark2を動画制作のカメラとして使っています。
Canon7Dシリーズは、自分の中では思い入れが強いカメラで、できれば早く、Canon 7D Mark3に切り替えたいのですが、いつ発売になるのかわからないので、パナソニックのGH5やGH5sに変えるか考えているところです。
たまたま見かけたEOS 6D Mark2は、どうなんでしょう?
目次
海外のYoutuberがオススメしているEOS 6D Mark2のいいところ
このカメラのいいところは、オートフォーカスの効きが良くてYoutuber向きであること。
そして、フルフレームのセンサーなのでボケ味がでて、映画っぽい表現ができるところ。
キャノンのフルサイズのカメラだったらい、どっちもあるんでしょうが、GH5とかに比べるとってことになるんでしょうね。
EOS 7D Mark 2からの切り替えでいいところは?
ここからは、6D Mark 2に切りかえることを仮定して、いいところと悪いところを考えてみました。
まずは、いいところから見てみましょう。
バッテリーが同じなので、無駄なお金がかからない
EOS 7D Mark2からの切り替えをするときのいいことは、同じバッテリーが使えることです。
どちらもLP-E6Nというバッテリーを使っているので、カメラを切り替えても、新たにバッテリーを買う必要がないのはいいことですね。
パナソニックやソニーのカメラに切り替えると、改めていくつものバッテリーを買わなければいけなくなるので、その分のお金がかかってしまいます。
レンズのマウントが同じなのもGood!
Canon 7D Mark2で使っていたLシリーズのレンズが、6D Mark2でも使えるのはいいですね。
例えば、Lumix GH5に切り替えると、これまで使っていたレンズを使うために、マウントアダプターというのが必要になります。
スピードブースターというマウントアダプターは値段が10万円くらいするので、その分が出費になってしまいます。
Canonのカメラから、Canonのカメラへの切り替えだと、そういう煩わしいことはないのでいいなと思います。
フルサイズのセンサーなのに手の届く価格
最後に言及しておかないといけないのは、EOS 6D Mark2の価格が手の届くものであることです。
今日現在では、185,000円くらいです。
Sony A7Siiなんかでは2015年9月に発売されて、だいぶ安くなっているのでしょうが、いまだに276,000円もします。
お金が無限にあるのであればこんなことは考えなくてもいいんでしょうが、全然お金もないので、手の届きやすい価格であることは魅力的です。
6D Mark2の魅力がそこまでないのはなぜ?
ニューヨークにある大きなカメラ屋さんにB&Hというのがあります。
そこのサイトを見てみると、EOS 6D Mark2のレビューの数は66しかないのに対して、Lumix GH5のレビューは108もあって、人気のバロメーターにもなっています。
6D Mark2の人気がこれまでそんなに高くないのはなんででしょう?
4Kで撮影ができない!
EOS 6D Mark2は、残念ながら4Kでの動画撮影ができません。
上で紹介した2人のYoutuberは、4Kがたくさん容量を使うし、編集するのには重たいので、あえて4Kで撮影する必要がまだないと話しています。
確かに、4Kで撮影することに固執することはないでしょう。
でも、これから3−4年間使うカメラに、4Kの機能がないのはちょっと寂しい気がします。
4Kの動画撮影ができないのは、かなりポイントが下がります。
120FPSのスローモーション機能がない
6D Mark2には、1080pで60FPSまでしか撮影ができません。
でも、他のメーカーのカメラでは120FPSまで撮影ができるので、心が奪われるようなスローモーションが撮影できます。
スローモーションが撮影できないのであれば、EOS 7D Mark2からわざわざ変える必要性がないですね。
その他のマイナスなところ
粗探しのようになりますが、カメラで音声を確認するためのイヤフォンジャックがないことや、デュアルカードスロットではないことも、7D Mark2から買い換えるには気が引けるところです。
この2つは、2014年に発売された7D Mark2にはあったので残念な点です。
まとめ
海外のYoutuberが最近オススメしているEOS 6D Mark2は、僕個人の求めているカメラとは少し違うようです。
カメラはたくさん市場に出ていますが、理想的なカメラは、なかなか存在しませんね。
EOS 7D Mark3が、4Kが撮影できて、120FPSのスローができて、願わくばバリアングルモニターだと僕の長いリサーチの旅は終わるのですが。
いつになるんでしょう。