SONY a7iiiを使い始めて約8ヶ月がたちました(2019年1月現在)。
それはではずっと、Canonの一眼レフ(Canon 7D Mark II)で動画制作をしていたので、SONY a7iiiを実際に使ってみていいなと思うところはいくつもありました。
正直に言って、カメラをSONYに完全に切り替えたというわけではありません。どちらのカメラにも優れているところがあるので、撮影状況によって使い分けています。
そんな中で、僕がSONY a7iiiのこんなところがCanonのカメラよりも優れているというところを、使ってきた経験からお話ししますね。
SONY a7iiiの3つのいいところ
①ミラーレスだから本体が軽い!
まずは、カメラの大きさが軽いということです。
僕は短編のドキュメンタリーを作っているので、カメラを持って撮影している時間が結構長いです。撮影していなくても、常にストラップをつけてカメラを首にかけているので、カメラが重ければ重いほど、首や肩に負担がかかります。
「首が痛い」とか、「肩が痛い」というのは、長く撮影するときには大きな問題ですよね。
SONY a7iiiの本体の重さは565gで、僕は、Canonのレンズを使うためにつけているシグマMC-11というマウントコンバーターの重さが125g。この二つを合わせると、総重量は690gとなります。
一方で、Canon 7D Mark IIの本体の重さは820gです。
重さは、SONY a7iiiを使っている時の方が130g軽いですね。130gというと、チューブに入った歯磨き粉1個分くらいの重さです。
それくらいしか違わないのと思うかもしれませんが、個人的な体感としてはもっともっと軽い気がします。
首や肩の痛みを感じると、カメラ本体が軽いことは大きな魅力です。
②スローモーションが撮影できる!
SONY a7iiiを買う前から期待していたことといえば、スローモーションを撮影できることです。
24pで撮影する場合には、最大で5倍のスローモーション(120fps)が撮影できます。スローモーションは、映像表現としてめちゃくちゃかっこいいです。
普通のシーンでも、スローで撮影すれば雰囲気が出るということもあります。
これは、Canon 7D Mark IIでは期待できなかった機能です。
設定方法も簡単で、撮影中にダイヤルを回すだけでできます。
スローで撮影できるかっていうのは、めちゃくちゃ大きなポイントですね。いまはiPhoneでもスローで撮影できますからね。
そもそも、なんでCanonのカメラにこの機能がないんでしょう?
ちなみに、買う前に少し期待していた4Kの撮影ですが、動画ファイルの大きさが大きくなりすぎることと、編集中にパソコンの動きが遅くなるようなので、まだ全然使っていないです。
どこかのタイミングで試してみたいなとは思っています。
③フルサイズとAPS-Cのレンズのどちらも使える!
これはSONY a7iiiを買って、実際に使うまで知らなかったんですが、このカメラではフルサイズのレンズとAPS-Cのレンズのどちらも使えます。
僕はカスタマイズして、C3ボタンに「APS-Cサイズで撮影」を設定しています。レンズをつけた状態でC3ボタンを押せば、その切り替えができるので便利です。
さっきも言いましたが僕は、シグマのマウントアダプターを使って、Canonで使っていたレンズをそのまま使っています。
Canonのカメラで使っていたAPS-C用のレンズをそのまま使えるので、新たにレンズを買わなくてもいいです。毎回レンズを買わなければいけなかったら、どんどんとお金がなくなっていきますよね。
もちろんCanonのフルサイズのレンズも使えます。このフルサイズのレンズを使うときに大きなメリットがあるんです。
例えば、フルサイズ用のCanon 24-70mm F4.0を使ったとしましょう。SONY a7iiiでも普通に撮影をするとフルサイズのままなので、当たり前ですが24-70mmの範囲で撮影が可能です。
でも、「APS-Cサイズで撮影」を選ぶと、同じレンズでも36-105mm相当で撮影ができます。同じことを、Canon 70-200mm F4.0で考えると、105-300mmで撮影ができることになります。
あとで編集で画面を大きくすればいいだけかもしれませんが、撮影中に構図を決められて、フォーカスもしっかり合わせられることを考えると、個人的には大きなメリットです。
まとめ
SONY a7iiiでは、①本体が軽いこと、②スローモーションが撮影できる、③フルサイズでもAPS-Cでもどちらでも撮影できる、この3点が個人的にいいなと思ったところです。
これから使っていくうちに、気がつくこともあると思うのですが、あなたはどういう風に感じたでしょうか?
少しでも参考になればいいなと思っています。